腰の骨が鳴るのはどうして!?その理由と危険性について徹底解明!!
- 整体
- 施術関連
こんにちは!
ゆあ整骨院の濱口です(^-^)
突然ですが、皆さんは腰の骨がボキっと鳴ってしまうことはありませんか?
何かの拍子にいきなりボキっと鳴ったりすると不安な気持ちになってしまい、「これって大丈夫な音なのかなあ・・・」と思われる方は多いと思います。
今回はそんな腰の骨が鳴る理由についてお伝えしたいと思います(^^)
目次
腰の骨が鳴る理由は?
結論からお話していくと、これはキャビテーションという現象が起こっているのです。
キャビテーションとは、別名「空洞現象」と言われていて、液体の流れの中で圧力差により短時間で泡の発生と消滅が起きる物理現象のことを言います。
でも、これだけ読んでも何が何やらよく分からないですよね(^^;?
僕も自分で書いていてピンとこないですね(笑)
なので、このキャビテーションについてもう少し分かりやすく解説したいと思います!
キャビテーションは身体の中で常に起こっている
キャビテーションはそもそもで言うと、物理学で使われる用語なのですが、人の身体でも使われる用語です。
腰に限らず人間には、無数の関節が存在しています。
その関節を構成する要素で欠かせないものがあるのですが、それが関節を覆う関節包(かんせつほう)というものがあります。
関節包という袋の中で関節は運動を起こすので、関節包がなければ関節を動かすことはできないのです。
さて、この関節包なのですが、関節包の中には関節を動かすための潤滑油である滑液(かつえき)を分泌します。
ということは、関節の中は液体で満たされているということになります。
さらに、この関節包の中には炭酸ガスが溜まるとも言われています。
ということは、先ほど冒頭でお伝えしたキャビテーションの条件が揃っていますよね?
例えば腰を急激に捻ったりした時、腰の骨の関節にある関節包は急激に位置の変化を起こし、それに伴って滑液も急激に動くことで圧力差が生まれます。
すると、関節包に存在する炭酸ガスの気泡が滑液の圧力によって弾けます。
その時に鳴る音がボキっという音です。
これが腰の骨が鳴る有力な説です!
腰の骨が鳴るのは大丈夫??
恐らくここが気になるところだと思いますが、実際問題で腰の骨が鳴るのは大丈夫なのでしょうか?
結論からいうと、鳴ること自体は問題ではありません!
キャビテーション自体はどんな人にも起こる現象ですので、腰の骨がボキっと鳴ること自体は基本的に問題ではありません。
無理に鳴らせようとするのはNGです!!
腰の骨が鳴るのは基本的に問題ないとは言いましたが、無理に鳴らせに行こうとするのはやめておきましょう!
その理由は、腰が鳴るタイミングとしては、腰をひねる動作の時が多いと思います。
この、ひねる動作が問題なのです!
腰の骨である腰椎(ようつい)は、実はひねる動きに適していない関節です。
ひねる動きを回旋と言いますが、腰椎自体の回旋の角度は5度くらいだと言われています。
5度となるとほぼ動かないと考えても問題ないでしょう。
そんな5度程度しか動かない関節を、勢いよく回旋動作を行うとどうなると思いますか?
関節を痛めたり、腰回りの筋肉を痛めてしまいます(´;ω;`)
なので、基本的に腰をひねる動作というのは無理に行わない方がいいですね!
こういう場合は医療機関へ!
先ほど腰の骨が鳴ること自体は問題がない、というお話をさせていただきましたが、実は危ないケースもあります。
どういう時かというと、腰の骨が鳴る度に痛みが出るケースです!
腰の骨がボキっと鳴った時に痛みが出てしまうとなると、考えられるケースとしては腰椎の骨折などが考えられます。
もし、仮に腰の骨がボキっと鳴る度に痛みが出てしまっている場合は、速やかに医療機関で診てもらうのがいいでしょう。
ここでいう医療機関というのは、整形外科になります。
整骨院では画像診断ができない資格となりますので、まずは整形外科でレントゲンなどを撮って頂くのがベストな選択だと思います。
まとめ
・腰の骨が鳴る原因は、キャビテーション現象説が有力
・キャビテーションは身体の中で常に起こっている
・腰の骨がボキっと鳴ること自体は問題ではない
・しかし、無理やり鳴らせようとするのは良くない
・腰の骨がボキっと鳴る度に痛みが出る場合は、医療機関への受診が必要
いかがでしたか?
腰の骨がボキっと鳴ると、少し不安な気持ちになってしまいますが、大抵の場合は問題がない事の方が多いです。
なので痛みを伴わなければ気にすることもないのでご安心ください(^^)/
今後もこういった身体の疑問点などを記事にまとめていきますので、参考にしてみてくださいね!
p.s. 腰痛関連の記事もいくつか書いておりますので、ぜひ参考にしてみてください(^^♪