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こんにちは

ゆあ整骨院の髙杉です

本日は最近よく耳にする「スマホ首」についてお話ししたいと思います

スマホ首は、スマホの使い過ぎなどの理由によって、首が前に出てしまった状態です

一般的には「ストレートネック」とも言われます。

ストレートネックとは

「頸椎の前弯が失われた状態の首」

を指します

ストレートネックなってしまうと、

慢性的な肩こりや、頭痛などの嫌な症状を起こしやすいだけでなく、

・胸郭出口症候群

・頸椎ヘルニア

といった症状を引き起こす原因にもなってきます

ストレートネックについては、以前お話したことがあるので

是非前の記事も読んでみてください(^^)/

ストレートネックについて

今回はスマホ首がテーマになるので、スマホがもたらす弊害についてお話ししたいと思います

スマホなどの電子機器を見続けることによる弊害で、最も有名なのは

「眼精疲労」

です。

デジタル機器による眼精疲労と言えば、なにを思い浮かべるでしょうか？

私は「ブルーライト」が真っ先に浮かんできます。

ブルーライトといえば・・・

・眼精疲労の元凶

・体内時計を狂わせる

等といった、否定的な意見を多く耳にすることが多いように感じます。

果たして本当にそうなのでしょうか？

実はブルーライトはそこまで悪いものではなく、

むしろブルーライトをカットしすぎる方が弊害があると言われているんです！！

ここで、私が個人的に面白いと感じた論文を、一部抜粋でご紹介します。

①デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりも少なく、

網膜に障害を生じることのないレベルであり、いたずらにブルーライトを恐れる必要はないと報告されている

 

②小児にとっての太陽光は心身の発育に好影響を与えます。

中でも十分な太陽光を浴びない場合小児の近視進行のリスクが高まります。

ブルーライトカット眼鏡の装用はブルーライトの暴露自体よりも有害である可能性が否定できません。

 

③最新の米国一流科学誌に掲載されたランダム化比較試験では、ブルーライトカット眼鏡には

眼精疲労を軽減する効果は全くないと報告されています

（小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見　日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、

日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本視能訓練士協会）

私がこの論文を読んだ時、すごい衝撃を受けました！

なぜなら私もブルーライトは、有害なものであると信じていたからです。

しかし、論文レベルでブルーライトは有害とは言い切れないと出ていたので、とても驚きました！！

では、スマホなど電子機器の使い過ぎで感じる眼精疲労は、何からくるのでしょう？？

ずばり

「交感神経の興奮」

によるものである、という見解が有力であるようです。

どういうことなのでしょうか？

交感神経は、興奮したり、集中したりすると活発になる神経です。

画面を集中して見続けることによって、交感神経が優位になり、

その結果、「まばたきの回数がへる」ことが大きな問題であるようです。

まばたきの回数が減ることによって、ドライアイなどの症状を引き起こし

それが原因で網膜に傷がついてしまったり、眼精疲労が誘発されるようです。

眼精疲労？？

では、そもそも眼精疲労とは何なのか？というところなのですが、

比較的わかりやすく説明している面白い論文を見つけたので紹介していこうかと思います

図の立方体をしばらく見つめていると，見え方が変わるのを体感するであろう．

これは，眼精疲労の臨床試験で用いられた図である．継続して3分間見つめ，見え方が変わる時間の合計が1分半以上であれば，眼精疲労の可能性が高いとされている

このように眼精疲労を定量的に評価する指標は珍しい．そもそも眼精疲労とは疾患ではなく，眼を酷使することにより，眼だけではなく全身に疲れを感じる状態のことである．身体的・精神的不調を感じるが，他覚的な診断基準が存在しないため，いわゆる「未病」の1つであると言える．

（コロナ禍におけるデジタル眼精疲労の予防に有効な方法はあるか？　若杉安希乃）

 

この論文によると、眼精疲労というもの自体が非常にあいまいな物であり、

そもそも「病気」としては認められていないという事になりますね！

眼精疲労への対処法は？？

では、眼精疲労への効果的な対処法は一体何でしょうか？

様々な論文を読んでみましたが、多くの論文で、

「適度な休息」

が最も効果的であるとされているようです

適度に目を休ませることで、瞬きの回数が増えて

ドライアイを防止することが目を保護するという意味でも

最も有意義なようでした。

目が乾かないように心掛けるという点に関していえば

目薬などを利用するのも有効な手段だと言えるでしょう

そんなこと分かってるよ！！

と思う方の為に、その他の効果的な対応法もお伝えしていきます！

①ホットタオルやアイマスクなどで目を温める

その際、急激な温度変化は避けるようにしてください。

急な温熱刺激は、白内障のリスクを高めてしまうという意見もあるようです(´･_･`)

リラックスしながら、徐々に温めてみてください！

②目に良い栄養素を摂取する

・アントシアニン（ベリー類など）

・アスタキサンチン（鮭など）

・ルテイン（ほうれん草など）

・オメガ３脂肪酸（いわゆるフィッシュオイル）

③肩や首などのストレッチを行い脳への血流を確保する

目は脳から直接伸びるため、脳の一部とみることが出来ます

その為、脳への血流量が増えることで目も栄養を受け取ることが出来るのです

いずれの対応策も

「こまめに行う」

事がとても大切という事になります

いかがでしたでしょうか？

スマホ首から引き起こされがちな

眼精疲労についてお話させて頂きました

最後までお読みいただきありがとうございました！

お役に立てて頂けたら幸いです