歩行時の膝の痛みの原因とは?
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こんにちは!
ゆあ整骨院の濱口です(^-^)
突然ですが、歩くときに膝の痛みを感じることはありますか?
膝の痛みは僕自身も過去に経験があり、膝に水が溜まったり、足が曲がらなくなったり、階段の上り下りが出来なくなったりと、本当に苦労しました(´;ω;`)
中でも歩くときに膝が痛い、というのは日常生活に支障を来たす問題ですので、今回は歩くときに膝が痛い原因について解説したいと思います!
目次
歩く時の膝の原因はズバリ!
これだ!というものは、残念ながらありません(^^;
何故なら、考えられる仮説がたくさん存在するからです。
例を挙げてみると・・・
・半月板の損傷がある
・軟骨がすり減っている
・靭帯の損傷がある
・大腿部の筋肉の過緊張がある
・体幹部の筋力低下がある
・足首の関節が固くて膝に負担がかかるetc.
こんな感じで考えられる仮説が無数にあるんです。
なので、これを読まれている皆さんがどのような状態なのか?によってもアプローチが変わってくるのです。
しかし、これだけで終わってしまっては元も子もないので、これだけは押さえて欲しいポイントをご紹介したいと思います(*^^*)
それは・・・・
足が着くときは膝は出来るだけ伸ばす
これはどういう事かというと、地面に足が着くときに、膝の関節は伸ばし切った状態でいないといけないというルールがあります。
せいぜい許される曲がる角度というのは、9度未満だと言われています。
では、なぜ足が地面に着くときに膝を伸ばし切らないといけないのでしょうか?
これは膝の関節の動揺性が増し、関節の負担が大きくなるからです。
人の膝の関節は、伸ばした状態が完全にロックした状態になります。
これが10度を超えて曲がってしまうと、膝の外側にある外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)が緩んでしまいます。
(出典元:ザムスト)
すると、膝の外側のストッパーが利かなくなるので、膝がグラつくような状態になります。
そして、20度を超えて膝が曲がると、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)という場所が緩んでしまい、さらに関節の負担が強まってしまいます。
(出典元:ザムスト)
つまり、膝の関節を伸ばした状態で地面に足を着くというのは、もはや必須条件だと言えます!
これを可能にするには、膝の関節周りの筋肉をしっかりと緩め、使える状態にしていかないといけません。
その代表的な筋肉を2つほどご紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね(^-^)
①半膜様筋
まず1つ目が半膜様筋(はんまくようきん)という筋肉です。
この筋肉は俗に言うハムストリングスの中の1つです。
主に膝の曲げる動作に貢献する筋肉ですが、歩く時には膝を伸ばす作用があるというふうに言われています。
この筋肉はお尻の骨にある坐骨結節から、膝の関節にある内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)や、内側半月板(ないそくはんげつばん)などに付着する筋肉です。
この筋肉は膝の関節の動きを固くしてしまう可能性がある筋肉なので、この筋肉は第一選択肢で緩める必要があります!
やり方としては、もも裏の筋肉のストレッチで伸ばすことが出来ますが、やや足を開脚気味で体前屈をしてもらうとより伸びると思います。
ご家庭にフォームローラーや、ストレッチポールがあれば、もも裏の下に置いた状態でコロコロするだけでも効果はありますので、お好きな方法を試してみて下さい!
②膝窩筋
2つ目が膝窩筋(しつかきん)という筋肉です。
この筋肉は膝の裏にある筋肉で、医学的には膝の裏の事を膝窩といい、膝窩にある筋肉で膝窩筋と言います。
主に膝を曲げたりするときに使う筋肉です。
この筋肉は膝の骨である大腿骨の外側顆(がいそくか)というところから始まり、すねの骨である脛骨の上1/4に付着する筋肉です。
膝窩筋が硬いと膝を伸ばす動きが悪くなると言われているので、膝の痛みと言えば膝窩筋と言われるくらい大事な筋肉なのです!
緩め方は、ストレッチというよりもフォームローラーやストレッチポール、代替品としてテニスボールなどを使って緩めるのが効果的です。
膝裏から指3本下くらいのところに膝窩筋は走っているので、その下ら辺に置いた状態でコロコロしてあげるだけで緩むので、膝の曲げ伸ばしが楽になります!
ただし、注意点があります。
膝の裏には神経や血管が走っているので、あまり強めに行ってしまうと神経や血管を痛めてしまう可能性があります。
あくまでも優しくやってあげて、少しでも足に痺れ感が出るようでしたらすぐに中止するようにお願い致します!
まとめ
・歩く時の膝の痛みは、色々な原因がある
・必須条件として、足が着くときは膝を伸ばし切らないといけない
・膝を伸ばすためには、半膜様筋と膝窩筋の2つの筋肉がを緩める必要がある
今回ご紹介したのは、歩く時の膝の痛みに関してでした!
もちろん、今回ご紹介したのが全てではないですが、膝の痛みには非常に重要なポイントとなる部分のお話をさせて頂きましたので、是非参考にしてみてください(^-^)
膝の痛みでお悩みの方は当院までご相談ください